2016年7月10日日曜日

実体顕微鏡のLED照明

「実体顕微鏡のLED照明」を作りました。と言っても、照明ユニットにパワーLEDを差し込んだというやっつけ仕事です。1W LEDは明るくて、期待通りでした。


さて、ニコンのSMZ-1Bにはもともと円筒形の照明装置が後部に付いていました。これに専用のハロゲン球を差し込みますが、交換用の電球が高価だったので、電気スタンドで代用していました。ただ照明の位置合わせが不便で、かねてから不満を感じていたのでLED式の照明を作ることにしました。
次の写真は、元々付属していた照明の一部です。筒の中に光源を差し込みレンズで投影します。



当初はLED式懐中電灯を差し込むつもりでホームセンター巡りをしましたが、1Wクラスのものは太くて入りません。そこでパワーLEDを真鍮パイプの先に取り付けることにしました。真鍮パイプ先端部に切り込みを入れて基板を挟みはんだで固定します。このパイプ、たかがパイプと舐めていたら思いのほか硬くて加工に苦しみました。どうやら五円玉と同じ素材のようです。



パワーLEDの駆動には、1W LED用定電流ドライバーモジュールを使いました。秋月電子でも同様なモジュールが売られています。



この照明の仕上がりはこんな感じになりました。LED放熱基板が大きくて照明の筒に入らないので余長をハンドニブラでカットしています。真鍮パイプの加工で疲れ、やる気をなくしたので仕上げは適当。結束バンドで配線とDCジャックと定電流モジュールを固定しておしまいです。


最後に、この照明を使って撮影した写真です。被写体はELECROWで製造してもらった基板です。右側は0.5mmピッチのICで、仕上がりは自作では真似のできないものになっています。


そして、これはガーバビューワでベタパターンの形が異なって見えた件の答え合わせです。予想通り GC-Prevueが正解でした。


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