2009年10月10日土曜日

FMステレオチューナ: Lattice XP2用 USB対応書き込み機

 パラレルポート付きPCを求めて彷徨うのは面倒ですので・・・、USB対応の書き込み機を製作することにしました。

 製作したのはなひたふ電子で紹介されているトランジスタ技術2008年7月号付録のNEC78K CPUボードを利用したものです。この書き込み機は、Lattice純正のダウンロードケーブルとは互換製がないため、専用の書き込みツールを使うことになります。

 製作に際しては、NEC78K CPUボードの入手がカギとなりますが、幸いマルツパーツが同じ仕様のボードを継続販売(型番M78K0F0730)しています。





NEC 78K0マイコンボード

















製作
 なひたふ電子のページを参考に、74LCX244を使って3.3V系へのレベル変換を行う追加基板を製作しました。汎用的に使うことは考えず、ディジタルデザインテクノロジ誌の付録基板にそのままザクッと差し込めるものにしています。




回路図














プリント基板のアートワーク















完成写真
マイコンボードに、USBコネクタ
とポリスイッチを追加















完成写真















ソフトウエアインストール方法

  • NECエレクトロニクスから78KのUSBシリアル変換ドライバをダウンロードし、任意のフォルダに解凍しておく。
  • 解凍したファイル
DRIVER/win2k/necelusbvcom.inf
    をエディタで開き、"PID_01CD" を "PID_FFFD" に変更する。(2chの記事を参考にしました)
     ※変更しないと「ドライバが見つからない」と言われます。

    2009.10.12追記
    マルツパーツからもドライバをダウンロードできます。
    この場合、上記のPIDが修正済みです。(インストールの確認はしていませんが)
  • 書き込み機にUSBケーブルを接続すると、ハードウェアの更新ウィザードが起動する。
ドライバのフォルダ
    DRIVER/win2k/
    を指定する。
  • なひたふ電子のWebページからXP2専用JTAG書き込みソフトウエアをダウンロードし、解凍する。
  • USB-JTAGのファームウエア書き込みのため、初回に限りDOSプロンプトから解凍したファイルを実行する。
> xp2jtag -detect

    このプログラム起動時には、ファームウエアのダウンロードに続き、
    FPGAデバイスの検出を行います。FPGAに接続しなくてもダウンロードは可能です。



書き込み方法

 FPGAへの書き込みは、コマンドプロンプトで次のように入力します。

  > xp2jtag -auto ファイル名

 ただし、ファイル名は絶対または相対パスで指定します。





FPGAに書き込み

















書き込み作業中

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