2009年6月17日水曜日

オーディオアナライザ

 アンプやフィルタなど音声信号を扱う製作モノが完成したら特性評価をしてみたくなります。オーディオアナライザは、信号発生器とレベル・周波数・歪み率などの解析機能が一体化された専用測定器で、市販のものは入力信号のレベル範囲や周波数範囲が広いなど使い勝手に優れていますが非常に高価です。ところが最近ではPCのサウンド入出力機能を使ってソフトウエアで同様の機能を実現するものがフリーで入手できます。(でも、さすがに測定器ではないのでレベルは相対値だけで絶対値の測定はできません)

 有名どころとしては、RightMark Audio AnalyzerWaveSpectra でしょうか。RightMark Audio Analyzerは、たとえばアンプの性能評価など決められた測定をワンクリックで行いレポート化するような用途を想定しているようで、特定の周波数をクローズアップして観測するような細かな測定には向きません。それに対し、WaveSpectra(スペクトラムアナライザ) は無骨な感じでワンクリックで測定を実行するといった易しさはありませんが、必要な設定項目が豊富でかゆいところに手が届き好印象です。WaveGene(信号発生器)と組み合わせて、周波数特性も測れます。そういえば作者のefu氏には以前、WaveDAT(DDSドライブで音楽DATテープを再生するソフト)でお世話になりました。




RightMark Audio Analyzer














WaveSpectra
音楽信号を測定中














WaveSpectra
USBオーディオの周波数特性














WaveGene
周波数特性測定のためスイープ信号を発生中。

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